Speed Wi-Fi NEXT W06は、従来のモバイルWi-Fiと比べて通信速度が速い端末として知られていますが、
この端末を使っていても通信速度が遅いと感じたら、まずは通信モードの設定を見直してみましょう。
Speed Wi-Fi NEXT W06には、ハイスピードとハイスピードプラスエリアという2つの通信モードがあります。
ハイスピードプラスエリアモードを利用すると、基本的に1,105円が発生しますが、高速通信を行うことができます。
プロバイダによってはこのモードを無料で利用できる場合もあるので、通信速度が遅いと感じたら
契約内容を十分に確認した上で、ハイスピードモードに設定することを検討してみてください。
また、Speed Wi-Fi NEXT W06には、ハイパフォーマンス・スマート・バッテリーセーブという3段階のパフォーマンスがあります。
ハイパフォーマンスは、バッテリーの消耗は激しいものの高速通信が可能です。
バッテリーセーブは、バッテリー消費は抑えられるものの通信速度は低下します。
通信速度に不満がある場合はバッテリーセーブになっている恐れがあるので、通信速度に不満がある場合は
パフォーマンス設定を見直して、必要に応じてハイパフォーマンスに変更することをおすすめします。
4×4 MIMO設定や周波数設定も試してみよう
Speed Wi-Fi NEXT W06の通信速度が遅い場合は、4×4 MIMO設定も行ってみましょう。4×4 MIMOとは、
データ送信側(基地局)と受信側(ルーター)でそれぞれ4本のアンテナを使うことで、高速通信を実現する技術のことです。
通常Speed Wi-Fi NEXT W06では、2本のアンテナを利用しているのですが、この設定を行うことで
4本のアンテナでデータを送受信することが可能となります。消費電力は大きくなりますが、
単純計算で2倍の通信速度を実現することができます。
また、周波数設定を行うのも一つの手です。Wi-Fiの電波には、障害物の影響を受けやすいものの高速で通信できる5GHzと、
速度は遅いものの障害物の影響を受けにくい2.4GHzという2つの周波数帯があります。
端末によっては、状況に応じて5GHzと2.4GHzを切り替えてくれますが、Speed Wi-Fi NEXT W06は周波数帯を自動で切り替えることができません。
そのため、通信速度を向上させたいのであれば5GHzを利用してみることをおすすめしますが、
5GHzを利用すると通信が不安定になる可能性があるので、この点については念頭に置いておきましょう。