WiMAXを契約したものの、電波の入りが悪かったり通信が遅かったりして解約を検討しているという方は少なくないでしょう。
このような方の中にはクーリングオフが使えるのか気になっているという方も多いかと思いますが、
残念ながらWiMAXの契約はクーリングオフできないので注意が必要です。
そもそもクーリングオフは、特定商取引法などによって定められた制度で、訪問販売・電話勧誘販売・
マルチ商法などの特定の契約に限り、一定期間内であれば消費者側が無条件で契約を解除することができます。
この制度は基本的に強引な営業などによって、商品やサービスの内容を把握せずに購入させられてしまった
消費者を守るために作られたものです。そのため、WiMAXなどのインターネット関係の契約はクーリングオフの対象外となっています。
たとえ、訪問販売や電話勧誘などで契約したとしても、クーリングオフできないので注意が必要です。
では、何らかの理由で解約したい場合は、必ず解約金を支払わなければならないかと言うとそうではありません。
実は、インターネット関係の契約は電気通信事業法という法律で守られており、クーリングオフのように一定期間内であれば契約を解除することができます。
電気通信事業法によりインターネット契約は解除可能
上記の通り、WiMAXなどのインターネット契約はクーリングオフの対象外ですが、電気通信事業法で定められている
初期契約解除制度と確認措置という制度により、契約から8日以内であれば解除することができます。
この制度を利用できるのは、インターネット経由で契約を申し込んだ場合、訪問してきた代理店の営業マンに押し切られて
契約してしまった場合、店舗で十分な説明を受けずに契約した場合などに限られますが、条件を満たせば
事業者側の合意を得ずに契約を解除することが可能です。日数については、契約書もしくは端末の受領日を1日目として数えます。
これらの制度を使ってインターネット契約を解除する方法は、契約先の事業者によって異なるため、契約書や公式HPなどで確認する必要があります。
ただし、基本的には書面で初期契約解除もしくは確認措置を申し入れる旨を書面で通知するとともに、端末などを返却するだけです。
なお、通知書面については事業者によっては公式HP上にフォーマットを用意している場合もあります。
また、通知書面はインターネット契約後8日以内に事業者に届く必要があるため、後々の届いた・届かないのトラブルを避けるためにも
特定記録郵便もしくは簡易書留で送るのがおすすめです。