WiMAXを快適に使いこなしたい

誰もが平等にインターネットが利用できる世界を目指す

楽しいネットライフテレワークやリモート授業など高速なインターネット回線の需要が急増している時代の要請に応えるために、
国や総務省では日本国民の全ての人々が快適に利用できるように設備の増強を目指していますが、
諸般の事情からなかなか進んでいませんでした。

回線の利用

光ファイバー回線や5Gの普及は進んでいるものの、離島や山間部など条件不利地域と呼ばれている
一部の地域ではケーブルを使用した設備の敷設が極めて難しく、ブロードバンド回線の利用ができませんでした。

そんな問題を解決するために誕生したのが地域BWAという施策で、2008年にWiMAXが名乗りを上げました。
地域BWAとは地域Broadband Wireless Accessの略で、ケーブルを敷設できないエリアに
無線の高速インターネット回線を提供しようという試みです。

WiMAXが使用する周波数帯は障害物があっても比較的電波が届きやすく、地域BWAには打って付けの回線です。
2020年からは5Gの運用も始まりましたが、空中電線電力が4Gと変わらないことから、同一のエリアをカバーできるのもWiMAXの強みです。

これにより光ファイバーがフォローしきれない地域を補い、誰もが平等にインターネットが利用できる時代が到来しています。

3つの柱で地域に貢献する

WiMAXが参加する地域BWAでは、目指すゴールとして3つの柱を掲げています。
第一がデジタルディバイトの解消で、光ファイバーの整備が困難なラストワンマイルと呼ばれているエリアに
無線によるブロードバンド回線を提供し、取り残される人を無くすという試みです。社会とのネットワーク

第2はICT利活用で地域の課題解決ができるサービス基盤ナンバーワンを目指すとし、地方自治体を中心に
地域情報や災害情報の提供、消防の緊急車両の運行支援、児童や高齢者の見守りサービスなど
公共サービスの向上に貢献します。

第3は無線技術の高度化を続け安心で長く愛される地域インフラナンバーワンを目指すとし、
4Gから5Gへの移行を速やかに進めるほか、近い将来にはビヨンド5Gまたは6Gの研究開発を進めて
常に質の高いネットワークの提供を目指しています。

地域BWAが掲げる目指すゴールにあるこれらの3つの柱により、地域密着と地域事業間連携で推進するものです。
地域BWAは2019年から他社と協業できるキャリアアグリゲーション協業が可能となりましたが、
元々からWiMAX回線とauの4G LTEとのキャリアアグリゲーションを実現していることから、大きなアドバンテージを持っています。